マイホームは価値ある中古マンションを買いなさい!
こんにちは、あおやんです。ダイヤモンド主催の本の刊行記念のセミナーに参加してきました。
難解な表現はなく2時間かからないで読み終えることができました。内容は購入を検討している人には役に立つことが満載で、私も購入する前に読みたかったです。
目次
1、中古マンションが『賢い選択である』5つの理由
価格が安い事:希望エリアが広がる。購入後にリフォームがしやすい(新築マンションのオプションは高く、選択肢が少ないらしい)
現物を見て買えること:現地を見て管理状況を確認できる、臭い、眺望、隣人など。
2、中古マンションを購入するベストなタイミングとは?
不動産の価格は8年〜12年の周期で変動する。
住宅ローン金利:今はとても安い。今後もしばらく安い状況は続きそう。
オリンピック後:若干下がるが建設の人件費・材料費は下がらないかも。
消費税増税前後:売主が個人ならば消費税はかからない。売主がリノベーション業者であったり、購入後のリフォーム、仲介手数料には消費税かかるので注意。
3、価値ある中古マンションの見つけ方・探し方
部屋による価格の違い:南向き→東南・南西向き→東・西向き→北向きの順に安く。高層階の角部屋・2方向に窓がある・専用庭・ルーフバルコニーがある物件は高い。駐車場・駐輪場の出入り口近く、エレベーター・ゲストルーム・集会場等の共用施設に近いところは安い。
高層階は高く低層会は安く。役所で前面に高い建物が建たないかの確認も。
規模:300戸以上もしくは150戸以下は流通しやすく、価格が下がりにくい。
この他に価格が下がりにくいマンションの特徴:最寄駅までのアクセスの良さ(徒歩7分以内か、バス停は近いか)、スーパーなどの生活利便性は良いか、清掃・修繕など管理が良好か(修繕していないと築年数よりも悪くなっていることも)、今後周辺に駅や生活に便利な施設ができるか。
4、『中古マンションはここを見て選びなさい!』
年代別にマンションの特徴があります。
1981年より前の物件は購入しない。
1980年代:新耐震基準の導入
1990年代:前半 床のコンクリの厚さ15㎝〜20㎝(遮音性能の向上)、二重床・二重天井
後半 制震・免震構造の導入
2000年代:床コンクリが18㎝〜20㎝が標準、防犯面の進化、24時間換気の義務化
5、ババ物件をつかまないための見抜き方
いわくつき物件:重要事項説明書に謳われないことがあるので管理人や住民に過去の事件・事故を聞いてみること。大島てるも見ること。
旧耐震基準:震度5の地震までしか担保していません。
管理不十分:6のマンショントラブル編に詳しく
6、内在するマンショントラブルを見抜く方法
マンションのトラブルは居住者間の行為・マナー(違法駐車・駐輪、生活音、ペット飼育)、建物の不具合(水漏れ、雨漏り)、費用負担(修繕費の延滞)がほとんど。
→見学の際に購入する階だけでなく、全ての階を見学。掲示板、ゴミ捨て場もチェックすること。長期修繕計画書等をチェック。
7、値引き交渉を成功させる6つのポイント
8、住宅ローンとの賢い付き合い方
セミナーで教わったこと
●マンションに住んでいる人は1,533万人、8人に1人がマンションに住んでいます。総戸数644万戸あるうち104万戸が旧耐震マンション。3、7世帯に1世帯の割合でマンションを購入している。
●マンションを買う時には管理が大切。自主管理は行き当たりばったりのお管理になってないかの確認が大切。修繕計画は建てられているか等。
●管理会社が入っている時には管理会社がマンション管理業協会に入っているかを確認する。(ちゃんとした管理会社でないと入会できないため)
●中古マンションは所有者が個人であることが多くポッとお値打ち価格の物件が出てくることがあります。転勤や相続、売主の事業の懐具合など。良い物件が出て来た時に備えて購入候補の相場観をもっておくのが大切です。HOME’SやSUUMOなどのポータルサイトをみて準備しておきましょう。
●マンションを取り巻く問題。①構造計算書(構造計算偽造、耐震強度不足、耐震診断、耐震化)②エレベーター(鋼材の強度不足、ワイヤーロープ破断、システム異常)③新築マンション供給動向(中古市場の活性化、リノベーション、建て替え、民泊)
今回も大変勉強になりました。ありがとうございます。
マンション購入を検討されている方には大変オススメの本です。